三谷祐児の国語工房

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2024-05-16 15:52:00

冠動脈CTとドクターの診察

冠動脈CTとドクターの診察

 

422日(月)、N病院で13:00より心臓冠動脈CTを受診した。

その日の昼食は絶食。カフェインの入った飲み物も禁止であったが、900頃にうっかりコーヒーを二口ほど飲んでしまったが黙っていた。

脈をゆったりとする薬剤を使用することもあるため、車での来院は控えてほしいとのこと、妻に送り迎えを頼んだ。

410日(水)に、カテーテル検査をしたとき、造影剤の関係か、体中がかゆくてしょうがなかった。今までにもCT検査は何度か受けてきたが、かゆくなることはなかったので安心していたが、あんなにかゆくなったのは初めてなので今日もかゆくなるんだろうなと覚悟はしていた。結論からいうと実はかゆくならなかったのだ。410日の分は、何か違う成分が入っていたのかもしれない。

検査などはよく待たされるものだが、今回のCTの撮影は早かった。すぐに「始めましょう」ということで、検査室の前で待った。

すぐに、検査室の控室に通される。大丈夫であろうと、ボタンではなくファスナーの服を着ていったら、ファスナーがよくないというので脱いだ。  脱いだら、寒いであろうということで病院服を貸してくれた。感謝だ。そして、点滴が始まった。

点滴のスタンドを転がしてCT室へ入る。寝て機械の中に入る。何度も何度も呼吸法の練習をさせられた。「息を吸って、はい、止めて。楽にして」というやつだ。普通のレントゲンやバリウムのときとは違って、止めている時間が長いような気がした。15秒前後だろうか。

いよいよ、ヨード造影剤の注入だ。一気に右肩、右胸、頭の辺りが熱くなってきた。今までで一番熱く感じた。頭が熱くなるのが気持ち悪かった。そういう中で撮影が行われた。撮影は本当にわずかな時間だった。熱さも足の方へ去っていった。

終わると1Fの処置室まで車いすで移動。人目を意識しながら移動した。30分ほど休むらしい。休む前に、尿意を感じトイレに行った。スタンドゴロゴロ。思った以上に出た。行ってよかったと思った。点滴分だなと思った。

「シンカテスリーディー」という看護師の声が聞こえて来る。「ワシのことだ。心カテ3Dだな」こんなことを思いながら聞いていた。

横になって休むと周囲の声が聞こえてきたが、寝ていた。目が覚めて会話を聞いていると、これから大腸ポリープの検査をする人への説明が聞こえてきた。心配そうに尋ねているが、大丈夫とアドバイスしたくなってきた。

点滴を外された。また、トイレに行きたくなり行った。また多く出た。それから、診察の前に院内のコンビニによって飲料水を買い飲んだ。うまかった。

診察室へ入る。そこで見たものは我が心臓の3D写真だった。その時、瞬時に何を思ったか。

 

愛ほしき母にもらひし心の臓

- シン(心臓のこと)ちゃん、ごめんな -

 

神おわす忝涙や心の臓

 

- シンちゃん、ごめんな -

 

なんと美しいんだ。

まるで神さまや。

父と母が浮かぶ。

こんなにすぐそばでがんばってくれてるんか。

精密機器そのもの。

この写真ほしい。

日本の医療はすごい。

 

それらの写真は、一枚のCDに収められていた。預かることはできないかな、と思ったが、次の病院へ送るということであった。そりゃそうだと思った。

そして、410日に見つかった冠動脈狭窄症の部位もはっきりと画像に映っていた。そこだけ本当に狭くなっていた。長い間の生活習慣病で作ってしまった動脈硬化の結果である。悪因悪果という言葉が頭に浮かんだ。ごめんなシンちゃん。

「他の血管を切り取ってバイパス手術を行うことになるでしょう。」

ドクターは言った。

とにかく、早く治して新しい命をいただく、そう願うおらであった。 

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52日(木)、照会状を持ってC病院へ行った。そこで、次の検査を行った。

心臓超音波検査、心電図検査、フローボリュームカーブ測定を含む排気量分画測定、等。

心電図検査では今までやったことのない検査があった。四肢に器具を取り付け、血圧を測定するという検査だ(専門用語は分からない。間違いがあってもごめんなさい)。担当の女医?担当者?研修医?は、もし四肢で数値が違えばどこかの血管が詰まっている可能性が分かると言った(ちがっていたらごめんなさい)。診療明細を見ると「四肢単極誘導及び胸部誘導を含む最低12誘導」と書いてあったが、ちんぷんかんぷんや。1回やって、「すみません、つけ方まちがえました。」ってその若い担当者が言った。「おいおい、大丈夫かいな。」と心の中で思った。まあ、数値に違いはなく、正常ということであった。

同じ担当者であったが、排気量の検査もした。何で排気量の検査が必要なのか聞くと、「手術中の呼吸が正常に行われるようにするためだ」と言う(私の聞き間違いの可能性あり)。もう、手術に向けて動いているのだ。排気量には変な自信があった。45年前か、4800近くあり「なんかスポーツをされているんですか?」と問われたことがある。スポーツ選手並みであったのだろう。「いや、楽器やってます。」と応えると、納得されたことを思い出した。今回も落ちたとはいえ4200ぐらいあったと思う。フローボリュームカーブも正常だった。

 

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一連の検査を終え、ドクターの診察が始まった。

422日に撮った3D画像や今日撮った画像を見ながら説明を受けた。新たに分かった主なものをあげると、

 

    心臓は1回の脈動で血液を250㏄送り出すが、おらの場合は、110㏄ほどが逆流している。つまり約半分近くが逆流している。  ※ シンちゃんごめん。

    左心室が肥大しているが、ゴムが伸び切った状態である。  ※ シンちゃんごめん。

 

伸び切ればそりゃ息が切れだるくなる

- 伸び切ったパンツのゴムやん -

 

    冠動脈は左右に分かれてあるが、右はきれいで正常。ただし、左のここが狭くなっている。この狭窄部は90%が詰まっている。  ※ シンちゃんごめん。

    大動脈弁は3つあるうちの1つが欠落している。

 ※ もしかしたら欠落ではなく逸脱だったかもしれない。そりゃ逆流するわいなあ。 弁の欠片はどこへ行ったんやろ?

○ 大動脈弁の手術は、A生体弁とB機械弁を使う方法がある。メリットデメリットは、

  A:生体弁は牛(や豚)の弁を使う。術後血液をサラサラにする薬は飲み続けなくてもいいが、10~20年という寿命がある。寿命が来たら取り替えなくてはならない。

  B:機械弁は永久的。ただし、血液をサラサラにする薬を飲み続けなくてはならない。

 

機械弁!二回も手術できまへん

- 一石二鳥や -

 

    どちらにしますか?と問われたので「機械弁にします」と即答した。人から聞いていたのは、豚の弁だった(この手術用に飼育されている豚もいるように聞いた)が、豚のぶの字も出なかった。でも、絶対に人工弁、機械弁がいいと思った。二度も手術できるかい。

    弁膜症の手術と冠動脈狭窄症の手術を別々にやる方法もあるし、1回でやってしまう方法もある。どちらにされますか?

 

一回で!二回も手術できまへん

- 一挙両得や -

 

    1回でお願いします。」と即答した。

    危険率は4~5%。手術後の感染症が多いのだという。だから、歯の検査をするのだという。

    成功率は95%以上か。いいじゃないか。やるしかない。

 

こういうことで、手術を6月にやることになった。出来るだけ報告はしようと思うが、麻酔が効いている間は記憶がないのだろうからお伝え出来ないのが残念である。

以上、今回は、「冠動脈CTとドクターの診察」というテーマでお送りしました。

 

 

 

 

 

 

2024.10.19 Saturday